エッジ・マニフェストは、コンテンツ、コンピュート、データセンターの各リソースを、ユーザーが集中するネットワークのエッジに配置することを求めている。従来の集中型データセンター・モデルを強化することで、デジタル・ビジネスが求めるより優れたユーザー体験を保証する。
概要
主な調査結果
ガートナーの「力のネクサス」は、コンシューマライゼーションとITの民主化を支援するために、モバイル、ソーシャル、クラウド、情報の融合と相互強化を推進し、同時にユーザーの期待を高め、コンテンツリッチなデータタイプを重視し、情報量とトランザクションの増加を生み出している。
デジタル・ビジネスはこれらの要素を取り入れ、情報に起因する新しいビジネス・モデルをサポートするために適用し、タイムリーで正確な配信に重点を置いて、コア・ビジネスの提供物の重要な一部として位置づけている。
データセンターの処理とコンテンツ配信・収集を、クラウドのオンランプやオフランプを含む情報のソースやシンクに近づけることは、大きなメリットをもたらし、新たなビジネスモデルを生み出す。これが「エッジ・マニフェスト」の本質である。
このようなワークロードには、ユーザーやコンテンツ生成者の集中地に近い、小規模で分散され、接続されたデータセンター(おそらくコロケーションセンターのスペース)の利用が必要になる(「エッジへのプッシュ」)。多くの場合、これらは従来の大規模データセンターに取って代わるものではなく、補強するものである。
提言
デジタル・ビジネスが求める重要性とユーザー・エクスペリエンスの向上に対応するアーキテクチャとテクノロジーに投資する。
機能横断的なコラボレーションが必要であるため、エッジプランニングの取り組みが、クロススキルを持つエンジニアリングチームや、コンピュート、クラウド、ネットワーキングだけでなく、ビジネスアプリケーションも統括するアーキテクトの下で行われるようにする。
アーキテクチャが、本研究で概説した3つの「ロケーション」の課題に対応していることを確認する。
インターネットを利用してビデオやリッチメディアを配信している業界のベストプラクティスを活用する。